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【BFC43】ビミョ~な判定もウェルター級T優勝はヒエロンに

2011.05.08

<ウェルター級トーナメント決勝戦/5分3R>
ジェイ・ヒエロン(米国)
Def.判定2-1:29-28, 29-28, 28-29
リック・ホーン(米国)

ホーンの前進に、ステップバックから左ジャブを伸ばすヒエロン。構わずパンチを振るいながら前に出てくるホーンに、ヒエロンのロー、そして左がヒットする。ヒエロンのローを捌くことが出来ないホーン。ここでヒエロンのローが急所に当たり、試合が一時中断する。

再開後もローを中心に試合を組み立てるヒエロンは、ホーンの体が捻じれるとパンチで追撃を見せる。ジャンピングニーを見せるなど、余裕の試合展開となったヒエロン。引き続きローでホーンの左足を蹴りあげる。ようやく右がヒットしたホーンだが、続いて前進すると左が待ち受けている。それでも前進を続けるホーンは、近距離からアッパーを放つ。

前蹴りで距離を取るヒエロン、さらにローを放ち、ホーンを翻弄し1Rを終えた。柔道流投げを警戒してか、距離を取り続けたヒエロンだが、2Rに入ると距離を詰めて右を伸ばしていく。左ハイ、右ストレートを放つヒエロンに対し、ホーンも右を打ち込む。ヒエロンのスピニングバックフィストを避けたホーンは右ローから右ストレート。ヒエロンの前蹴りに負けず、距離を詰めていく。


左フックから組みついたホーンを跳ね返し、左ミドルで懐に入れないよう心掛けるヒエロン。ヒエロンは左へ回りながら、ここにきて距離を取り始める。と、ホーンの右を受け、バランスを崩したヒエロンは、態勢を立て直すと再びローを連続で放つ。ヒエロンの左ハイをブロックし、左を打ち込むが、バックステップでかわされるホーンが、左フックをヒット。残り1分、ローで姿勢を崩しながら、前に出続けるホーンの右アッパーがヒエロンの顔面を捉える。

距離を取るためでなく、逃げのステップバックを初めて見せたヒエロン。距離を詰めてきたヒエロンに投げを打つが、これは同体に。ここで2Rが終了となった。

最終回、引き続き前に出るホーン。左ハイで突き放そうとするヒエロンは、初めて自分から組みつきシングルレッグを仕掛ける。近距離になって、パンチを打ち込んだヒエロンが、2発打ち込むと距離をとって、再びテイクダウン狙いへ。動じないホーンは、オーバーブローから蹴りをブロックして、右を打ち込むも届かない。直後にホーンの左がヒット、さらにヒエロンの左に右を合わせていく。

体の軸が乱れ始めたヒエロンに対し、ホーンが左ジャブ、左ストレートから右を打ち込む。いつの間にかヒエロンの顔に傷が残り、ホーンはきれいな顔のまま前に出る。右ローを蹴りこみ、左を伸ばしたホーンが、前に出る展開が続く。残り1分、ローをカットして、パンチを繰り出すホーン、距離を取るヒエロンの顔面に左がヒットする。

下がりながらパンチを出すヒエロンだが、その精度は決して高くない。左の相打ちから、バックブロー、右ミドルを見せたホーン。その蹴り足をヒエロンがキャッチしたところで、ウェルター級トーナメント決勝はタイムアップに。

1Rは試合をコントロールしたヒエロンだが、2Rと3Rはホーンのアグレッシブネスと精度の高さが上回ったように見られたが、ジャッジの裁定は――。まずは29-28でヒエロン、続いて29-28でホーン、最後のジャッジは29-28でジェイ・ヒエロンに凱歌が上がる。

「グレートな気持ちだ」と興奮の面持ちのヒエロンに対し、ビヨン・ブレニーBFC代表は「ここにポリティックはない。君がベン・アスクレンにチャレンジする」と語りかけると、トーナメント覇者は「アスクレン、俺のためにベルトを磨いておけよ」と、クラシックなコメントを残した。かなり微妙なジャッジといえるが、何はともあれ苦労人ヒエロンが、シーズン5に行われるBFC世界ウェルター級王者挑戦権を獲得した。

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