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【BFC36】ノーマーク=ウッダードがヴァニエーにTKO勝ち

2011.03.13

Woodard<ライト級トーナメント準々決勝/5分3R>
ロイド・ウッダード(米国)
Def.2R0分46秒 by TKO
ケーリー・ヴァニエー(米国)

【写真】キャリア10連勝中といえども、シーズン2トーナメント・ベスト4のヴァニアーを破ると予想できた者は少なかったはずだ(C) KEITH MILLSA

シーズン2トーナメントに出場したヴァニエーと、ここまでデビュー以来10連勝で、同トーナメントに抜擢されたウッダードの一戦。サウスポーのヴァニエーにすぐに組みついたウッダードは、首相撲からヒザをボディに突きあげていく。低い姿勢から潜り込むようにテイクダウンを狙うヴァニエーだが、ケージまでドライブするも自ら距離を取る。

ウッダードは右ミドルを放つと、組みついてきたヴァニエーの試みを巧みに遮断し続けるが、ついに豪快なスラム気味のテイクダウンを奪われてしまう。サイドを取られながら、上体を起こしすぐに立ち上がったウッダード。執拗にダブルレッグを狙うヴァニエーの試みを遮断し、右ローをヒットさせる。続いてウッダードは外側に足を踏み出しながら、右ストレートをヒット。


組みついてきたヴァニエーを逆にケージ際までドライブしたウッダードは、自ら距離を取ると、テイクダウンを何度も仕掛け続け、スタミナ切れを起こしたようにも見える。そのヴァニエーの顔面に、ウッダードがヒザを放っていく。

距離をとり直した両者、ヴァニエーはダブルからシングルに切りかえるもテイクダウンを奪えず、逆にケージに押し込まれてしまう。と、ウッダードは首相撲からボディにヒザをクリーンヒット。ヴァニエーはクリンチでごまかすが、動きにキレが感じられなくなり、アッパー、右フックを受けて、初回を終える。

2R、ウッダードは開始直後に左フックを打ち込むと、右ハイキックでヴァニエーをのけ反らす。と、テイクダウン狙いか不用意に前に出てきたヴァニエーのアゴを、左フックが打ち抜く。腰を落したヴァニエーが組みついてダメージをごまかそうとしたところ、キムラの要領で後方に投げ捨てたウッダード。

首相撲の態勢を取ろうとしたヴァニエーだが、ヒザを一度放った直後にキャンバスに倒れ込んでしまう。重いパウンドをウッダードが集中させると、レフェリーがここで試合をストップ。ウッダードがアップセットを起こし、大興奮で勝ち名乗りを受けた。

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