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【Strikeforce】打撃戦必至、スミス×デイリーのコメント

Smith12月4日(土・現地時間)、ミズーリ州セントルイスのスコットレード・センターで開催されるStrikeforce「Henderson vs Babalu」のテレカンファレンスコールが、23日(火・同)に行われた。今回のテレカンファレンスコールに参加したのは、マット・リンドランド、ロビー・ローラー、スコット・スミス、そしてポール・デイリーの4選手だ。まずはウェルター級戦で対戦するスミスとデイリーの質疑応答の模様をお伝えしたい。(要約)

【写真】ウェルター級転向初戦に挑むスコット・スミス。ハードパンチで、毎回ファンが喜ぶファイトを見せる (C) KEITH MILLS

――ウェルター級で初めて戦うことに関して、どうのように感じていますか。また、階級を落すことになった理由を教えてください。

スミス ミドル級で戦うのに調整は全く問題なかった。もっと自分を追い込めると思ったんだ。ウェルター級で戦うには、減量が必要になってくるし、トレーニングもこれまでになくきつい。前回の試合の3週間後で、体重は189ポンド前後あった。ウェルター級に落とせない要因は何もない。

ヘルシーフードをガッツリと食べている状態で、今、185ポンドぐらいある。減量は上手くいくだろう。計量の日には泣くような思いをするかもしれないけど、カットは問題ないよ。


Daley【写真】試合後の殴打で、UFCをリリースされたあと、豪州のIMPACT FC、アマリロのSHARK FIGHTを経て、ストライクフォース登場となったポール・デイリー (C) KEITH MILLS

――ポール、ストライクフォースで戦うようになった理由を話して下さい。君と同じような打撃系ファイターのスコットと戦うけど、何か対策は考えていますか。

デイリー ストライクフォースには素晴らしいファイターが揃っている。そして、凄い大会を開いている。対戦カードも良いし、このエキサイティングなプロモーションの一員になりたかった。スコットの試合は、以前からよくチェックしていた。彼は常に前に出て戦っている。

どの試合でもエキサイティングな戦いをする彼の姿勢は、本当に大したものだと思う。派手にKO勝ちする、いつだって心に残るファイトをやってのける。対戦相手はマットから起き上がれなくなり、酸素吸引が必要になる。僕らの試合は凄まじいものになるだろう。そのために必死でトレーニングしている。短時間のエキサイティングな試合にしたい。

――調整具合はどのような感じでしょうか。

デイリー 今、減量の最中だ。減量をし始めたときは、少し神経質になる。少し早くから落とし始めて、今は178ポンドほど。全てが順調に進んでいる。これまでは土曜日に試合があってもビザの関係で、飛行機に乗るのが水曜日だった。今回は何も言い訳の必要はない。最高のコンディションだ。

――タイトル挑戦に関して、どのように考えていますか?

デイリー とにかく、まずはスコットを倒し、ストライクフォースがタイトル挑戦に戦う必要があると思っている相手を用意してほしい。スコット・コーカーとサイボーグには失礼な話かもしれないけど、僕自身はサイボーグと戦いたいと思っている。すぐにニック・ディアズ、タイロン・ウッドリーやKJ・ヌーンとやるよりも、サイボーグと戦いたいんだ。彼よりビッグネームはいても、サイボーグ戦は自らの挑戦、エキサイティングな試合になると思うからね。

あるいはスコット・スミスをKOした次は、KJ・ヌーンでもいいね。僕はスコットを尊敬している。彼の戦い方は最高だ。だから、彼の試合をよく見てきたし、どうでもいいファイターよりもずっと戦い方が分かっているつもりだよ。

――スコット、君はタイトルについてどう考えていますか。

スコット ただ、エキサイティングな試合がしたい。そして、ポール・デイリーとの試合はそうなるだろう。その方がタイトルより大切だ。俺が望む試合展開はファンが見たいものと同じだろうね。

――立って戦うということですか。

スミス 絶対的にそうしたいけど、これはMMAだからどんな状況でも準備はできている。試合の全ての要素を考慮して練習してきたからね。もちろん、スラッグフェスト(打撃戦)になるものと考えてはいるよ。

――ポール、グラウンド戦の準備はしていますか。

デイリー 全ての局面を考えてトレーニングしている。素晴らしいコーチがいるからね。寝技で勝負を決めたいと思ったことはないけど、ずっとトレーニングしてきたし、これからも続けていく。

――スコットのこれまでの試合で参考になる点は?

デイリー 彼はロッキーのようにやられても、カムバックする。ただし、僕にはフィニッシュする力がある。僕らは2人ともノックアウト・パンチャーだ。だから、パンチ云々でなく、戦いのアプローチが大切になってくる。スコット・スミス用の対策はもちろん練っている。

――スコット、カン・リー戦での調整と、今回の調整を比較してください。

スミス 可能かぎり多くのスパーリングをこなしている。ケガが原因で、過去数年はしっかりとスパーができていなかったけど、この3カ月間は過去2年間で最もスパーリングに費やした時間が多いよ。スパー、レスリングをこなして、かなり自信を持って試合に挑むことができる。

――デイリーのようなストライカーと戦うときは、ディフェンスにも力を入れて練習するのですか。

スミス 当然だよ。新しいボクシング・コーチもいる。ポールは危険なファイターだから、彼のパンチを食らいたくはない。ディフェンスの強化は不可欠だよ。

■Strikeofrce 「Henderson vs Babalu」主な対戦カード

<ライトヘビー級/5分3R>
ダン・ヘンダーソン(米国)
ヘナート・ババル(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ロビー・ローラー(米国)
マット・リンドランド(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ハーシャル・ウォーカー(米国)
スコット・カーソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ポール・デイリー(英国)
スコット・スミス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アントニオ・シウバ(豪州)
ヴァレンタイン・オーフレイム(オランダ)

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