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【UFC123】ランペイジ&リョートは異様なテンション

スケールから下りると、そのままリョート・マチダのもとへ歩を進めたランペイジ・ジャクソン。明日、20日(土・現地時間)にミシガン州アーバンヒルズのザ・パレス・オブ・アーバンヒルズで開催されるUFC123「Rampage vs Machida」の公開計量が、19日(金・同)に行われた。

セミのウェルター級戦、マット・ヒューズ×BJ・ペンが3度目の対戦を前にして、両者ファイティングポーズを取ったあとに、笑顔を見せて肩を抱き合ったのとは対照的に、メインに出場する2人は一触即発、ピリピリとしたムードを漂わせていた。

スケールを終えると、両者が向かいあってスチール撮影用とも取れるポーズを向きあって取り合う。マイク・タイソンが、対戦相手の耳に噛みついて以来、ネバダ州ではファイターの間に一人、間に立つようになっているが、UFCではこのネバダ州の慣習を毎大会用いて、ダナ・ホワイトがファイターの間に入っている。

いわば翌日に戦うファイターが、額を合わせて向き合うのは、お決まり事になっているが、ランペイジの歩の進め方が早く、リョートも慣例に従ったはずのファイティングポーズが、まさに臨戦態勢のソレとなり、あわやという雰囲気に。そのリョートの差し出した右腕を払いのけたランペイジ、この瞬間、殴り合いが始まってもおかしくない2人をダナ・ホワイトが余裕のない笑顔を浮かべて、分けた。


本気モードの両者、握手を促され、リョートが一礼をすると、これを受けてランペイジもつられるようにお辞儀で返す。テンションが異様な空間を、ランペイジとリョートの2人が創り上げていた。

この後、明日の試合に関してリョートは「しっかりと準備はできている。素晴らしいショーを見せたい」とコメントを残すと、あれだけテンションの高かったランペイジも「リョートは尊敬できるグレートなファイター。観客のためにエキサイティングな試合をしたい」と一転、冷静な言葉を発した。

公開計量で気合の入った表情を見せた両者、明日のメインではどれだけハイテンションで挑むのか、平常心が勝負の鍵を握ることになるかもしれない。

■UFC123 RAMPAGE vs MACHIDA 計量結果は下記の通り

<ライトヘビー級/5分3R>
ランペイジ・ジャクソン:205ポンド(92.9キロ)
リョート・マチダ:205ポンド(92.9キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ヒューズ:169ポンド(76.7キロ)
BJ・ペン:169ポンド(76.7キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・ハリス:185ポンド(83.9キロ)
マイケル・ファルカォン:185ポンド(83.9キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィル・デイビス:205ポンド(92.9キロ)
ティム・ブティッシュ:205ポンド(92.9キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョージ・ソティロポロス:155ポンド(70.3キロ)
ジョー・ローゾン:155ポンド(70.3キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン:170ポンド(77.1キロ)
ブライアン・フォスター:170ポンド(77.1キロ)

<ミドル級/5分3R>
アーロン・シンプソン:185.5ポンド(84.1キロ)
マーク・ムニョス:185ポンド(83.9キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カロ・パリジャン:170ポンド(77.1キロ)
デニス・ホールマン:170ポンド(77.1キロ)

<ライト級/5分3R>
エジソン・バルボーザ:155ポンド(70.3キロ)
マイク・ルーロー:155ポンド(70.3キロ)

<ライト級/5分3R>
ポール・ケリー:155ポンド(70.3キロ)
TJ・オブライエン:155ポンド(70.3キロ)

<ライト級/5分3R>
タイソン・グリフィン:155ポンド(70.3キロ)
ニック・レンツ:155ポンド(70.3キロ)

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