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【Challengers】競り勝ったエヴァンゲリスタ、KJ戦に言及

Evangelista■165ポンド契約/5分3R
ビリー・エヴァンゲリスタ(米国)
Def.3R終了/判定
ワーチーム・スプリットウルフ(米国)

【写真】終盤、粘るスプリットウルフを相手に、エヴァンゲリスタはハイキックを多用した(C) ESTER LIN/ STRIKEFORCE

ウェルター級に近い契約体重での試合となったエヴァンゲリスタだが、ライト級で戦っていた試合と体格はそれほど変わらなく見える。いきなりスプリットウルフの左フックがヒットし、尻餅をついたエヴァンゲリスタ。潜りからパンチを受けつつ立ち上がったエヴァンゲリスタは、スプリットウルフをケージに押し込むが、逆に態勢を入れ替えられシングルレッグでテイクダウンを奪われる。

腕を一本差して、立ち上がったエヴァンゲリスタのバックに回り、大きく持ち上げてテイクダウンを奪ったスプリットウルフの攻勢が続く。再び立ち上がったエヴァンゲリスタをハイクラウチで投げ捨てようと、リフトアップを見せるスプリットウルフ、スタミナが心配になるほどアグレッシブに攻める。

距離を取ったエヴァンゲリスタにパンチを振るい、組みついたスプリットウルフは、勢いのあるヒザをボディに幾度となく受けながら、組みつき続ける。と、距離をとってパンチを打ち込んだスプリットウルフに対し、エヴァンゲリスタは強烈な右ストレートからエルボーを返していく。めげずに組みつきにいったスプリットウルフ。ここで初回が終了する。


2R、スプリットウルフの左に、ダブルレッグを合わせたエヴァンゲリスタだが、バービーから逆に組みついてきたスプリットウルフにテイクダウンを許す。リバーサルでトップを奪い返したエヴァンゲリスタは、グラウンドに固執することなく立ち上がりヒザを見せる。すぐに組みついたエヴァンゲリスタは、スプロールから打撃戦に持ち込むが、逆にスプリットウルフのアッパーを浴びて、体をのけ反らせる。

再び、自ら組みついたエヴァンゲリスタに対し、スプリットウルフは態勢を入れかけてテイクダウンを奪う。立ち上がったエヴァンゲリスタは、削られながらもヒザを突き上げ、左右のフック、さらにロー、左ストレートから右ストレートを放つ。残り1分となり、組みついたエヴァンゲリスタ。この態勢になると、必死に態勢を入れ替えるスプリットウルフを逆に削っていくかのようだ。案の定、テイクダウンに固執するスプリットウルフはクリーン・テイクダウンを奪うに至らず、エヴァンゲリスタのパンチを被弾する。

最終回、スプリットウルフのパンチをかわしながら、左を伸ばしたエヴァンゲリスタの右ハイキックがヒットする。さらに左右のフックから左ハイを見せるが、これをスプリットウルフがキャッチしテイクダウンを狙う。

スタンドをキープしたエヴァンゲリスタは、再び左ハイを見せ、ボディからフック、左右のハイキックと猛攻を見せる。下がる一方となったスプリットウルフは、起死回生の右を見せるが、しっかりと距離を見極めたエヴァンゲリスタは左ジャブから、スーパーマンパンチへ。残り2分、エヴァンゲリスタも疲れた表情を見せながら、下がるスプリットウルフに対し左ハイをヒットさせる。

ヒザをつけて組みつくスプリットウルフはダブルレッグに移行するが、腰が上がったところでエヴァンゲリスタのヒザをボディに受ける。パンチを打つたびに、一度、動きが止まるようになったスプリットウルフだが、パンチを受けてもなお前に出てパンチを振るうと、最後の5秒でダブルレッグを決めて、タイムアップに。

初回はスプリットウルフ、2R、3Rはエヴァンゲリスタという見方もできるが、最後の打ち合いは互角+テイクダウンでスプリットウルフ。と、スコアシートが読み上げられることなく、エヴェンゲリスタの勝利だけ告げられた。

地元ファンに感謝の言葉を伝えたエヴァンゲリスタは、「KJとは(1月の)マイアミで戦う予定だったけど、実現しなかった。次は彼と戦いたい」と発言しケージを後にした。

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