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【BFC29】抑え込み王コンラッド、完勝でファイナルへ

2010.09.17

<ヘビー級トーナメント準決勝/5分3R>
コール・コンラッド(米国)
Def.3-0:30-26, 30-27, 30-27
ダミアン・グロボウスキー(ポーランド)

ウィスコンシン州出身のコンラッドに声援が集中するなか、試合開始直後のファーストコンタクトで、そのコンラッドがダブルレッグを決める。サイドから抑え込むコンラッドは、グロボウスキーのわき腹にヒザを入れ、アームロックの機会を伺う。フリップして、抑え込みから逃れようとしたグロボウスキーだが、コンラッドのグラウンドコントロールに身動きが取れない。

グボロウスキーは、何とかハーフに戻すが、自ら攻めることはできない。コンラッドは腕関節を狙うが、腰の位置が低く自らの上半身の可動範囲が少なく、結局のところ胸をつけて、細かいパンチを落とすしか、攻撃の選択肢がない。このままコンラッドのトップキープで、5分間が過ぎた。


2R、左ジャブを繰り出すコンラッドのテイクダウンを切ったグロボウスキー。しかし、コンラッドは組みつきながらケージ際にグロボウスキーを追い込むと、サバ折りの状態からテイクダウンを奪うことに成功する。

ハーフからアームロックを狙うグロボウスキー、腕を引き抜いたコンラッドが、初回同様に抑え込みからコツコツとパンチを落としていく。しかし、動きが少ないと見たレフェリーがここでブレイクを命じる。コンラッド応援のミルウォーキーのファンは、USAコールを送りながらブレイクを歓迎する。

打撃で戦局を打開したいはずのグロボウスキーが、コンラッドにテイクダウンを仕掛け、自ら引き込んでいく。ハーフからキムラを仕掛けたコンラッド。アメリカーナに切り替えるも、体が伸び胸を合わせた状態では、やはり極めきるには至らない。

ならばと抑え込みから首折りを見せたコンラッドは、終了10秒を切ってようやく状態を起こしてパウンドを落とした。最終回、踏み込んだグロボウスキーを簡単にテイクダウンしたコンラッド。グロボウスキーはクローズドガードを取り、ガードから鉄槌を放つ。ワキを抑えるも、背筋の伸ばすことがないコンラッド、ガードの切り方などは身につけていないようだ。

自ら足のクロスを解いたグロボウスキーは、リバーサルを仕掛け立ち上がるが、グローブを巻いているテープがほどけ、試合が一時中断する。再開後、すぐにテイクダウンを狙ったコンラッドの態勢を崩し上を取ったグロボウスキーは、腹這いのコンラッドにギロチンを見せる。コンラッドが首を引き抜くと、パンチを受けながら、ボディアタックへ。ヒザをボディに受けてなおテイクダウンに成功したコンラッドは、得意のハーフからの抑え込みに。と、レフェリーは10秒と展開を見ず、ブレイクを掛ける。

組みつかれながらもグロボウスキーが、右をヒットさせると、コンラッドは自ら距離を取る。しかし、NCAAナショナルレスリングを2度制しているコンラッドは、ここでテイクダウンを決める。残り20秒を切り、左のパウンドを落とすコンラッドに、苦し紛れのキムラを仕掛けたグロボウスキーだが、腕を引き抜かれると万事休す。最後の最後に体を起こして、パウンドを落としたコンラッドが、文句なしの判定勝ちを収めた。

ネイルに続き、決勝進出を決めたコンラッド。打撃への対応力がつけば、あの抑え込み戦法は無敵といえよう。

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