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【TPF05】TUF戦士カプラン、ロビンソンのエルボーに散る

2010.07.10

Robinson■ウェルター級/5分3R
ドミニク・ロビンソン(米国)
Def.3R0分57秒by TKO
デイヴィッド・カプラン(米国)

【写真】対戦相手がグラップリング界の寵児とはいえ、プロMMAデビュー戦だったビル・クーパーからドミニク・ロビンソンに変更となったのは、デイビッド・カプランにとっては急所打ち以上に痛かったか? (C) DAVE MANDELL

当初の予定ではビル・クーパーとライト級で戦う予定だったが、急遽代役ロビンソンと戦うことになったTUFファイターのカプラン。ロビンソンが2週間の準備期間ではライト級に落とせなかったため、ウェルター級マッチとして行なわれることになった。

組みついてテイクダウンを奪いたいカプランと、隙をついてヒザを放ち、距離をとって打撃戦を仕掛けたいロビンソン。ケージ中央での戦いになると、ロビンソンが一気に勢いづく。カプランの前進に合わせ、右を見舞うロビンソンだが、以前からの課題で連打がなく、一発を当ててもカプランに組みつかれケージに押し込まれてしまう。


距離を取り、左フック、左ミドルを見せたロビンソン、再び組まれると突き上げたヒザがカプランの股間を直撃し、試合が一時中断する。再開後、カプランの左ミドルに右フックを合わせたロビンソンだが、この直後にも組まれて、再びヒザを急所に入れてしまう。

2R、フックの連打で見せたロビンソンは、カプランのダブルレッグを切って打撃戦を継続するも、効果的な攻撃を見せることができず、またもケージに押し込まれる。距離をとり、ロー、フックを繰り出すロビンソン、ここで左右のフックがカプランを捉え、一気に攻勢に。

ボディへのヒザでさらにロビンソンが攻め込むと、カプランは一気に失速。急所のダメージもあるかもしれないが、フライングニーに続き首相撲からヒジを2発、打ち込まれたカプランはテイクダウンも切られ、ギロチンで首を絞めあげられる。残り10秒、ジャンピングガードで自ら背中をマットにつけ極めにかかったロビンソンだが、カプランが首を引き抜き2Rが終了となる。

最終回、カプランはダブルレッグでロビンソンをケージに押し込むが、テイクダウンを奪うには至らない。逆にヒザを突き上げられ、ケージ際で棒立ちになったところで、エルボーの連打を受ける。と、ここでレフェリーが試合をストップし、ロビンソンがTKO勝ちを手にした。

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