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【BFC23】フェザー級Tは、接戦制したウォーレンに栄冠

2010.06.25

Warren■フェザー級トーナメント決勝戦/5分3R
ジョー・ウォーレン(米国)
Def.3R終了/判定2-1(29-28、29-28、28-29)
ファブリシオ・ピッチブル(ブラジル)

【写真】相変わらず際どい判定で、テイクダウンの強さで勝利を得た感の強いジョー・ウォーレン。ファブリシオ・ピッチブルはもっとチャンスを与えてほしいファイターだ (C) KEITH MILLS

スコット・ヨルゲンセンをセコンドにつけたウォーレン、対するピッチブルのコーナーにミノタウロ・ノゲイラの姿はない。USAコールを受けるウォーレンは前に出たところで、ピッチブルのパンチを受ける。それでも組みついたウォーレンが、ダーティボクシングを仕掛けるも、ピッチブルはすぐに距離を取る。

遠い距離からテイクダウンを仕掛けるウォーレンだったが、バックステップでかわしたピッチブルが、直後に距離を詰め、ボディロックからテイクダウンを奪う。バタフライガードをとるウォーレンは、パウンドを受けつつ、距離ができると立ち上がってスタンドへ。


ボディから右フックをヒットさせ、ウォーレンのテイクダウン狙いをバービーでかわすピッチブルが1Rを優勢に進める。グレコローマン流に組みつくウォーレンに対し、ピッチブルはムエタイ流の組みからヒザを入れ、ケージ際にウォーレンを送り出す。再び距離ができた両者、ウォーレンが組みつくと、ピッチブルはムエタイ流のスタンディング肩固めを見せる。

なんとか肩固めを振りほどいたウォーレンだが、飛び込んだところに右を浴び、バランスを崩す。さらに後方から右のパンチを受け、ウォーレンはダウンを喫する。直後にピッチブルにフルマウントを奪われ、さらにバックマウントからパウンド、そしてリアネイキドチョークと猛攻を受けたウォーレンはタイムアップに救われ、何とか2Rに歩を進めることができた。

ウォーレンは2R開始直後に、いきなり右を振るい、テイクダウン狙いへ。この試みを切ったピッチブルは、左を伸ばしていく。徹底してテイクダウン狙いを切るピッチブルは、ウォーレンの捨て身のジャンピングニーからのダブルレッグも難なく遮断し、スタンドでバックを奪う。

無理をせず向き合ったピッチブル、右をヒットさせ余裕を持ったのか、ここで腰高となり、ウォーレンがすかさずテイクダウンを奪う。クローズドガードでガッチリ固め、手首を掴むピッチブル。ガードがオープンになったところで、ウォーレンはエルボーをクリーンヒットさせる。決して精度は高くないが、手数を増やすことでペースを掴むウォーレンは、トップキープのまま2Rを終えた。

最終ラウンド、右ストレートをヒットさせたウォーレンは、続いてヒザを突き上げる。2度目の試みで、テイクダウンを成功させたウォーレンは、2Rと同じようにエルボーを落としていく。スペースを作りたいピッチブルだが、ウォーレンはグレコローマン世界王者だけあり、プレッシャーは相当なもの。

USAコールの後押しを受けるウォーレンは、ピッチブルのリバーサル&腕十字の仕掛けを潰しトップをキープする。ここからウォーレンは鉄槌、右パウンドを落とし、ピッチブルが立ち上がるところでバックへ。続いてスクールボーイからスクランブル状態になり、両者が同時に立ち上がる。

すぐに組みつき、脇をさして投げをうつウォーレン。ピッチブルが腰を蹴り上げ立ち上がろうとすると、右足をキャッチしたままパンチを入れていく。距離ができると、再びテイクダウンを狙い組みついたウォーレンは、完璧なダブルレッグを奪い、試合終了を迎えた。

1Rはピッチブル、3Rはウォーレン、問題は2Rの攻防をジャッジがどのように判断するか。あるいは本来なら1Rは10-8というポイントもありえるが、果たして――。

最初のジャッジは29-28でウォーレン。続いて29-28でピッチブル。最後の一人は、29-28でウォーレンを支持した。

「疲れた。でもハッピーだ。ピッチプルはグレートな対戦相手だったけど、チャンピオンは俺だ」と、トーナメント優勝者が力強く宣言したところで、そのチャンピオンがケージに登場。「良い試合だったね、勝利への拘りが見えた。ウォーレンは、1Rからよく盛り返した。でも、チャンピオンシップは3Rでなく、5Rだからね」と余裕の笑顔を見せたジョー・ソト。驚異的なフィジカル、スタミナ、何よりも折れない気持ちで、ジョー・ウォーレンがベラトールFCシーズン2フェザー級トーナメントを制した。

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