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【Glory15】ガードを固めたスポーンが、カバラーリに判定勝ち

<ライトヘビー級ワールドT準決勝/3分3R>
タイロン・スポーン(スリナム/1位)
Def.3-0:30-27, 29-28, 29-28
サウロ・カバラーリ(ブラジル/4位)

ラシャド・エヴァンズをセコンドに従えたスポーンに対し、カバラーリが右フックから右ロー、右フックと果敢に攻め込む。右ボディ、左ロー、右フックを返すスポーン。スポーンの右フックでやや後退したカバラーリが組んでヒザを狙う。カバラーリは右ミドルを蹴るが、勢いはやや落ちたか。スポーンは飛びヒザ、離れて右フックを打ちこむ。左ジャブから左ロー、右フックを放つスポーンが、続いて左フックから右ローを蹴り込む。

ショートの連打からミドルを蹴るも、ハイキックでコーナーに詰まったカバラーリ、1Rがここで終った。2R、左フックの繰り出すスポーンに飛びヒザを見せたカバラーリだが、距離は合っていない。ワンツーから右ローとカバラーリがダッチ・コンビネーションを駆使する。互いの攻撃がほぼガードに当たるという攻防が続くなか、スポーンの右ボディがカバラーリの脇腹をえぐっていく。スイッチを織り交ぜるバラーリは、後回し蹴りをよけて左ミドル、前蹴りを繰り出す。直後にスポーンの右オーバーハンドがカバラーリを捉え、コーナーに下がったところで右ストレートを2発ヒットさせる。このラウンドは明確にスポーンのモノとなった。

最終回、果敢に手を出すカバラーリだが、スポーンの厚いガードを打ち破ることはできない。逆にカバラーリは左ジャブから、左ボディを受ける。スポーンの右を受けて下がったカバラーリ、動きが一気に落ちてコーナーに詰まる。右ヒザをボディに受け、ここでも下がるカバラーリ。額をつき出し、ガードを高くして顔面を守るスポーンが、左ボディを入れる。カバラーリも左から左右のショートフック、右ローを入れるも効果は薄い。スポーンの右がここでもカバラーリの顔面を取られ、3Rが終了した。結果は3-0でスポーンが快勝、サキの待つ決勝へ駒を進めることとなった。

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