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【UFC85】長南戦が流れたジュカォン インタビュー

2008.06.04

【写真】UFC85で、ケビン・バーンズと対戦するホアン・ジュカォン・カルネイロ。その強さには定評のあるナイスガイ (C) MMAPLANET

6月7日(土・現地時間)、ロンドンのO2アリーナで行われるUFC85。チャック・リデル×ラシャド・エヴァンズの一戦がリデルの負傷でキャンセルとなったが、ズッファはマット・ヒューズとチアゴ・アウベスというカードをマッチアップし、すぐに対応を果たした。

「3年も待った試合が流れて、少し動揺したけど大丈夫だよ」
Interview by Manabu Takashima

UFCファンなら、実に楽しみな粒ぞろいのカードが並んだが、残念ながら日本から出場予定だった長南亮の負傷欠場が決定。長南の対戦相手で、かつて日本のDEEPで、彼に敗れ再戦の日が来ることを熱望していたホアン・ジュカォン・カルネイロは、この一報に耳を疑ったという。ジュカォン・カルネイロの心境を尋ねてみた。

――ロンドンでのUFC、ケビン・バーンズ戦が間近に迫ってきました。

「僕はずっとリョー・チョーナンとの試合に備えてきたんだ。だから、正直なところチョーナンが負傷し戦えなくなったことに少し動揺している。リベンジの機会を失ったからね。チョーナンとの戦いを3年間、待っていたんだ。

前の試合で僕は彼にTKO負けをしたけど、あのストップは明らかに早かった。フライングニーは上手かったよ、でも僕はまだ戦えた。今でも理解に苦しむ。それ以前も、僕がテイクダウンをしてチョーナンを攻めていたら、レフェリーは信じられないタイミングで何度もブレイクをかけてきた。

ケージ、そしてUFCで戦うということは、あの状況よりしっかりした環境で戦えるし、ケージは僕に合っているから、失われた勝利をようやく手にできると思っていたんだ」


――長南選手もチーム・クエストで練習を重ねるなど、ケージの対応を積んできているはずですよ。

「チーム・クエストは、ATTと並んで世界のトップチームだ。きっとレスリングも強くなっているけど、僕だって強くなっている。あの悔しさは忘れていない。チョーナン戦は僕の人生で絶対に実現させないといけない試合だ。僕はそのために戦い続けているといえるんだ」

――その長南選手との試合は流れてしまったのですが、集中力を途切れないようにしないといけないですね。

「大丈夫だ。正直、チョーナンが怪我をしたと知った時は動揺したけど、相手も分かったし、落ち着きを取り戻した。レスラーで、柔術も紫帯のようだよ。MMAで6勝しているファイターだから、作戦を変える必要があるけど、問題ないよ。僕もUFCのウェルター級でトップになることを目指しているんだから。米国で生活するようになって1年、しっかりした練習を積んできた。ATTのトレーニングは、互いにプッシュし合ってとても刺激になる。最高のプロフェッショナル集団なんだ」

――ATTに移籍したのは、いつなのですか。

「1年前だよ。UFCとの最初の2試合の契約はBTT所属選手としてだった。BTTのムリーロ・ブスタマンチ、ベベウには感謝している。そして、今も一番の親友のミウトン・ヴィエイラとルイス・ブスカペが所属している。でも、ジョン・フィッチに負けてから、自分の環境を変えようと思ったんだ。

UFCで戦うなら、米国に本拠を移した方がいいと思った。ATTは同様にJZやピッチブウ(チアゴ・アウベス)という友人がいたからね。なんといっても、トレーナーのベンケイ(アンドレ・ビニシウス)の存在が大きかったんだ」

――ATTとBTTでは違いはあるのですか。もともとATTのリーダー、ヒカルド・リボーリオはBTTの創設者の一人ですが。

「プロフェッショナルという部分で、違いがある。対戦相手の研究などは、ATTはBTTより力を入れていると思う。ブラジルにいるファイターは、凄くハートがある。だから気持ちで戦うんだけど、ATTではしっかり戦略を立てているんだ。そこが違いかな」

――UFCウェルター級という選手層の厚い階級で戦っていると、次の試合も絶対に落とせない一戦です。一試合の持つ勝敗の意味合いが強くなっていますからね。

「そう、この階級だけでなく、UFCに弱いファイターはいない。こないだのUFCで、チームメイトのウィルソン・ゴヘイアが、クロアチア人(ゴーラン・レジック)に負けるなんて、誰も思っていなかったようにね。クロコップが、チーク・カンゴが負けちゃうんだからね(笑)。

UFCの対戦相手は、日本で戦っている選手よりも、肉体的に強いファイターが多い。テクニックは下だけど、肉体が強い。この試合で勝って、次なのか、またその次なのか分からないけど、きっとチョーナンと戦える日が来ることを僕は信じている。だから、チョーナンにはしっかり傷を治してほしい」

――ロンドンでは、良い試合になるよう頑張ってください。

「ありがとう。一ついいかい? 今、僕はUFCでトップになることを目指して戦っている。でも、また日本で戦う日が来ることも心の底から願っている。UFCが日本へ行くことがあるのか、そうでなければ、UFCとの契約が終われば、また日本で戦いたい。
僕にとって、いつも日本のファンは世界で最高のファンだから」

■UFC85 BEDLAM 全対戦カード

・ウェルター級/5分3R
マット・ヒューズ(アメリカ)
vs チアゴ・アウベス(ブラジル)

・ミドル級/5分3R
マイケル・ビスピン(イングランド)
vs ジェイソン・デイ(カナダ)

・ウェルター級/5分3R
マーカス・デイビス(アメリカ)
vs マイク・スウィック(アメリカ)

・ミドル級/5分3R
ネイト・マーコート(アメリカ)
vs ターレス・レイチ(ブラジル)

・ヘビー級/5分3R
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)
vs ブランドン・ベラ(アメリカ)

・ミドル級/5分3R
ジョルジ・リベラ(アメリカ)
vs マルティン・カンプマン(デンマーク)

・ライト級/5分3R
マット・ワイマン(アメリカ)
vs チアゴ・タバレス(ブラジル)

・ウェルター級/5分3R
ホアン・ジュカォン・カルネイロ(ブラジル)
vs ケビン・バーンズ(アメリカ)

・ライトヘビー級/5分3R
ルイス・カーン(アメリカ)
vs ジェイソン・ランバート(アメリカ)

・ウェルター級/5分3R
ポール・テイラー(イングランド)
vs ジェス・リアウディン(フランス)

・ヘビー級/5分3R
アントニー・ハードンク(オランダ)
vs エディ・サンチェズ

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