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【UFC115】カナダ太平洋岸決戦は、わけあり伝説対決

2010.06.10

Liddell12日(土・現地時間)、ズッファにとって初めてとなるカナダ太平洋岸でのイベント=UFC115「LIDDELL vs FRANKLIN」が同国ブリティッシュコロンビア州バンクーバーで開催される。記憶に新しいバンクーバー五輪アイスホッケー会場だったジェネラル・モータープレイスで行なわれる大会のメインは、若干複雑な経緯の果てに、チャック・リデルとリッチ・フランクリンの二人が戦うこととなった。

【写真】1年1カ月ぶりの実戦となるチャック・リデル。大ベテランだけに、試合に向けてコンディション調整が上手くいっていることを期待したい (C) ZUFFA

18000人収容の巨大な会場で、当初リデルはティト・オーティズと戦う予定であった。SpikeTVで中継され、残り1週の放送を残すのみとなったTUFシーズン11のコーチ対決は、第10週目にティトが首の手術をすることになり番組を降板。フランクリンがその座を引き継ぎ、実質2週だけのコーチ役に着任し、結果、最終週中継前にPPVイベントで対決という、かつてない展開を見せることとなった。


UFCの歴史を10年に渡り支えてきたリデルと、出入りを経験しながらも大きな話題を振りまき続けてきたティトによる対決を失った同大会。初進出となる土地だけにUFC人気の勢いでどこまでファンの関心を呼ぶことができるのかも注目されている。

そんな両者の対戦の背景だけでなく、オクタゴンの上に目をやると、レジェンド対決と謳われる一戦だが、それはフランクリンがやや気の毒というもの。

過去5戦1勝4敗のリデルは、最近、プレイボーイ振りと深酒を飲む姿が動画に流れるなど、40歳という年齢以外にも体調面に不安を感じさせる要素が揃っている。

Franklin【写真】パンチを見切る眼でリデルを上回り、ダメージの蓄積も少ないと思われるリッチ・フランクリン。特別枠入り阻止のために負けられない一戦となる (C) ZUFFA

一方、35歳のフランクリンの最近の5試合の結果は3勝2敗。リデルが判定勝ちしたヴァンダレイ・シウバには、同様に判定勝ち、ダン・ヘンダーソンにスピリット判定で敗れTUFシーズン9のコーチ役に手が届かず、マット・ハミル&トラビス・ルターに勝利。昨年9月にはヴィトー・ベウフォートにTKO負けを喫しているが、レジェンドという特別枠扱いよりも、世界を目指して再浮上を狙うベテランといった位置づけにある。

リーチの長いリデルは、今も一発のKOパワーを秘めており、ここ一番の対戦だけにコンディショニング調整も万全を期しているに違いないが、スピードで勝るフランクリンは手数と一瞬の判断力で、リデルを上回っていることが予想される。

ともすればこの試合に敗れ、それこそレジェンド枠入りとなる可能性があるフランクリンにとって、リデルとは違う切羽詰まった状態での一戦となる。だからこそ、リデルの一発を受けないよう如何に戦うことができるか。無闇に打ち合うことなく、テイクダウン狙いを確実に切ることできれば、体格で劣るがスタミナ面で優位に立つフランクリンの勝機は徐々に広がるだろう。

■UFC115「LIDDELL vs FRANKLIN」全対戦カードは下記の通り

<ライトヘビー級/5分3R>
チャック・リデル(米国)
リッチ・フランクリン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ミルコ・クロコップ(クロアチア)
パット・バリー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
パウロ・チアゴ(ブラジル)
マーティン・カンプマン(デンマーク)

<ヘビー級/5分3R>
ギルバート・アイブル(オランダ)
ベン・ロズウェル(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カーロス・コンディット(米国)
ローリー・マクドナルド(カナダ)

<ライト級/5分3R>
エヴァン・ダナム(米国)
タイソン・グリフィン(米国)

<ライト級/5分3R>
マック・ダンジグ(米国)
マット・ワイマン(米国)

<ミドル級/5分3R>
デビッド・ロワゾー(カナダ)
マリオ・ミランダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイムス・ウィルクス(英国)
ペーター・ゾボタ(ドイツ)

<ウェルター級/5分3R>
クロード・パトリック(カナダ)
ヒカルド・ファンク(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジェシー・レノックス(米国)
マイク・パイル(米国)

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