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【Pan Championship】パン柔術軽量級3階級レポート

2014.03.26

ルースターで芝本が3位入賞。ライトフェザー&フェザーは決勝なし

12日(水・現地時間)から16日(日・同)まで、米国カリフォルニア州アーヴァインのブレン・イベントセンターで開催されたIBJJF主催のブラジリアン柔術パン選手権。大会クライマックスといえる日曜のアダルト黒帯の部、まずはルースター級から軽量3階級の模様をお送りしたい。

【ルースター級】

日本人選手が3人出場したルースター級だが、吉岡崇人(徳島柔術)はジョアオ・ロドリゲス(チェッキマット)に、沢田真琴(ドラゴンズ・デン)はミルトン・バストス(ブラザ)に接戦の末敗退。沢田は残り数秒までアドバン一つ差でリードしていたが、試合終了時に追い付かれてレフェリー判定負け、という惜しい内容であった。その中で優勝候補と目された芝本幸司(トライフォース)は1回戦を腕十字で完勝したが、準決勝でロドリゲスのギチョークで一本負け。3位入賞となった。なお、吉岡と芝本を倒したロドリゲスは、準々決勝では強豪ファビオ・パッソス(アリアンシ)を倒している。

<ルースター級準決勝10分×1R> 
ミルトン・バストス(ブラザ)
Def. ギチョーク
イヴァニエル・オリヴェイラ(チェッキマット)

もうひとつの準決勝であるこの試合で事件は起きた。バストスが試合開始早々三角絞めに入ると、オリヴェイラが落ちたと思ったレフェリーは試合をストップ。歓喜したバストスだが、オリヴェイラは自分はタップしていないと猛抗議。するとレフェリーはなんと、バストスに2Pを与え、スタンドから試合を再開。おそらくルールブックにも書いていない異例の処置が行われたのだった。

一本勝ちだけでなく、がっちり極まった三角絞めの体勢も失われたバストスは、気落ちしたかその後オリヴェイラに2度のパスを許し逆転されてしまう。残り時間も僅かとなったところでバックを奪われかけ、このまま気の毒すぎる準決勝敗退か、と思われたその時、バストスはスクランブルで上を奪い、レッグドラッグにつないで相手の背後へ。すかさず襟絞めを仕掛けるとオリヴェイラがタップ。一度は勝利を奪われたバストスが劇的な逆転勝利を飾った。

<ルースター級決勝10分×1R> 
ジョアオ・ロドリゲス(チェッキマット)
Def. マイナスアドヴァンテージ1
ミルトン・バストス(ブラザ)

そのバストスとロドリゲスの間で争われた決勝戦。開始早々バストスが引き込むと、それが「道着を掴んでいない」とみなされマイナスポイントに。その後は引き込んだバストスがベリンボロを中心に攻め込むがロドリゲスが対処する展開が続き、結局最初のマイナスポイントが決勝点となりロドリゲスの優勝が決まった。

【ライトフェザー級】

大本命のミヤオ兄弟が圧倒的な強さを発揮。兄のパウロが2試合を一本勝ちして決勝進出を決めると、弟のジョアオも決勝進出をかけてバラトプラッタの始祖、バラタことハファエル・フレイタス(バッハ)と対戦した。

<ライトフェザー級準決勝10分×1R>
ジョアオ・ミヤオ(シセロ・コスタ)
Def. ギチョーク
ハファエル・フレイタス(バッハ)

バラタはダブルガードから先にベリンボロを仕掛けるなど積極的に仕掛けるが、ジョアオはさらにその下に回転して潜る。さらにベリンボロと足関節の連携を仕掛けてポイントを稼いだジョアオは、ついにバラタの尻を捕獲。ズボンを引っ張って尻を出させてバックを奪うことに成功した。

そこからジョアオは腕十字に移行し、ほとんど腕を伸ばされるもバラタは意地を見せてエスケープ。ただし、バラタの抵抗もここまで。ジョアオが再びバックを奪い最後は襟締めで仕留めた。当然二人は決勝では戦わず、ジェントルマンズ・アグリーメントによって兄パウロの優勝が決定。黒帯としてパン大会に初出場したミヤオ兄弟がワンツーフィニッシュを飾った。

【フェザー級】

戦前の予想通り、大ベテランのマリオ・ヘイスと新黒帯のジャンニ・グリッポのアリアンシ勢、ケイシーニョことオズワウド・アウグストとサミール・シャントレのブラザ勢の対決となったこの階級。準決勝でまず、ヘイスとケイシーニョが対戦。去年のムンジアルにおいて大熱戦を展開した両者は、今回も一進一退のスイープ合戦を繰り広げた末、6-4でヘイスの勝利。もう一つの準決勝では、グリッポがシャントレをスイープして勝利。決勝はジェントルマンズ・アグリーメントで大ベテラン、ヘイスが久々の大舞台での優勝を飾った。

■パン選手権、男子黒帯アダルトの部結果

【ルースター級】
優勝 ジョアオ・オリヴェイラ(チェッキマット)
準優勝 ミルトン・バストス(ブラザ)
3位 芝本幸司(トライフォース)
3位 イヴァニエル・オリヴェイラ(チェッキマット)

【ライトファザー級】
優勝 パウロ・ミヤオ(シセロ・コスタ)
準優勝 ジョアオ・ミヤオ(シセロ・コスタ)
3位 ハファエル・フレイタス(バッハ)
3位 ヴィトー・パスコール(ブラザ)

【フェザー級】
優勝 マリオ・ヘイス(アリアンシ)
準優勝 ジャンニ・グリッポ(アリアンシ)
3位 サミール・シャントレ(ブラザ)
3位 オズワルド・アウグスト(ブラザ)

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