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【UFC114】因縁に決着、ラシャドがランペイジを下す

■第11試合 ライトヘビー級/5分3R
ラシャド・エヴァンス(米国)
Def.3R終了/判定
ランペイジ・ジャクソン(米国)

【写真】右フックでラシャドに尻餅をつかせると、上をとって強烈なパウンドを落としていったランペイジ。この試合唯一訪れた最大の勝機だった (C) ZUFFA

いまだかつて見せたことのない表情を試合前に浮かべたランペイジは、試合開始直後に左ジャブを伸ばしていく。ラシャドは思い切り踏み込んで右を放つと、この一撃でランペイジの軸が崩れる。組みつかれるが、ケージを背にして時間を稼いだランペイジはダメージの回復に努める。

ニーを突き上げたランペイジだが、首相撲の態勢に入ると、ラシャドが姿勢を低くしダブルレッグを仕掛ける。すぐに脇を差し上げ、ランペイジはテイクダウンを許さない。ケージ際で動きが止まり、試合が膠着するとレフェリーが2人の間に割って入った。


ブレイク後、低い姿勢のラシャドは左手を大きく前い出し、太股を叩いてフェイントを仕掛けると、直後にダブルレッグでテイクダウンに成功する。ハーフから半身になり立ち上がろうとするランペイジの顔面に思い切り拳に当てるラシャド。ランペイジが立ち上がると、脇を差して投げをうつ。これは喰いとめたランペイジだが、ケージ際の攻防から局面を打開できない。再びブレイクが掛かると、試合がケージ中央に戻り、ラウンド終了直前にはランペイジのパンチがクリーンヒットした。

初回を取ったラシャド、これだけ低い構えだと、ランペイジは足技を使い辛い。再びケージに押し込まれたランペイジは、離れ際に右アッパーを放つが、これは空振りに。低い姿勢から、打撃も見せずに組みついたラシャド、ケージ際の攻防が続き、場内からはブーイングが起こる。

ブレイクが掛かり、距離ができた両者。体を大きく上下させるラシャドは、右アッパーから組みつく。差し返したランペイジだが、シングルからバックを奪われ、体力を削られ続けた2Rを終える。最終回を前にセコンドのランス・ギブソンから「倒すしか勝てない」と告げられたランペイジは、ラシャドのテイクダウン狙いを切って、思い切り拳を振りまわす。

飛び込んで右を放つラシャド。ここで距離を詰めたランペイジに押されるように姿勢を乱したラシャドの顔面を左右のフックが襲う。パウンドを受けながらも抱きつくようにハーフガードを取り、柔術立ちで難を逃れたラシャドだが、ダメージは残っている模様だ。

ラシャドの飛び込みを待ち構えたランペイジは、時間を使うことなく追い打ちをかけたかったが、前に出たところで、逆にテイクダウンを奪われてしまう。ケージに詰められ、パウンドを受けるランペイジ。残り1分となり、ラシャドは体を捻ったランペイジのバックへ回る。ケージにランペイジを押しつけ、再びテイクダウンを奪ったラシャドは、後方からパウンドを落とし、最後の距離を取って試合終了を告げるホーンを聞いた。

タイムアップ直後、両手を大きく広げたラシャドは、30-27が2人、29-28が1人という裁定で、因縁に決着。判定勝ちを手にした。「ベストは尽くした。残念だけど、ラシャドの方が速く、ちょっとガス欠になった。また戦いたい」と冷静に言葉を並べ、敗者ランペイジはオクタゴンを後にした。

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