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【UFC172】ヴァリフラッグ失ったカスティーロは、ブレネマン戦に

2014.03.06

Danny Castillo

【写真】チャーリー・ブレネマン戦が決まったダニー・カスティーロ。16勝の内でTKO勝ちも5試合、アルファメールらしく打撃を武器にいたレスラーだ(C)MMAPLANET

5日(水・現地時間)にUFC.comで26日(土・同)にメリーランド州ボルチモアのボルチモア・アリーナで開催されるUFC172「Jones vs Teixeira」で、ダニー・カスティーロ×チャーリー・ブレネマン戦が行われることが発表された。

当初の予定では同大会で、アイザック・ヴァリフラッグと対戦することになっていたカスティーロだが、そのヴァリフラッグが五味隆典と戦うこととなり、ブレネマン戦が決まった。アルファメール所属のカスティーロはWEC時代から決して目立ったファイターではなかったが、UFC移籍後も6勝2敗と結果を残し、オクタゴンで活躍し続けている。ただし、昨年12月のエジソン・バルボーザ戦ではファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得も逆転負け。戦績を6勝3敗に落とし、トップ集団入りが遠のいてしまったのが現状だ。

一方、ブレネマンはAMAファイトクラブ所属でヘンゾ・グレイシー系の合同プロ練習にも参加しているファイターだ。2010年から2012年に掛け2年半の第一次UFC契約期間では、ウェルター級で4勝4敗。リック・ストーリーやジェイソン・ハイに勝利するなど、その力が誰もが認めるところだった。リリース後はペンシルバニアやニュージャージーを拠点とするCFFCを主戦場としてライト級に転向、同プロモーションのライト級王座を獲得後、UFCと再契約を果たした。しかし、復帰戦となった1月のベニール・ダリューシュに105秒RNCで一本負けを喫しており、早くも正念場を迎えることになる。

同じレスリングベースながら打撃の完成度を上げてきたカスティーロと、柔術との融合を進めたブレネマン。カスティーロにとって寝技が弱点でないのに対し、ブレネマンは打撃に不安を残している。五味×ヴァリフラッグ戦とシャッフルして、五味×カスティーロが見てみたかった――と思わせるカスティーロ、優勢のマッチアップといえるだろう。

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