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【UFC112】ムニョス、KO負け寸前から驚異の粘りで逆転

2010.04.11

■第6試合 ミドル級/5分3R
マーク・ムニョス(米国)
Def.2R2分50秒/TKO
ケンドール・グローブ(米国)

【写真】メイン&セミ&ヘンゾ×ヒューズがすっきりしない内容となったメインカードで、MVP級の活躍を挙げたのがムニョスだった。グローブから大逆転TKO勝ち (C) ZUFFA

長いリーチを活かし、左ジャブを伸ばすグローブ。ムニョスがテイクダウンのアクションを見せると、素早くバックステップで反応するが、直後にテイクダウンを許してしまう。立ち上がったグローブに豪快な左右のフックを見せたムニョスが、そのまま勢いづくかと思われたが、グローブのアッパーを受け、反対にダウンを喫してしまう。

シングルレッグでダメージをごまかすムニョスに、グローブは鉄槌を落としていく。動きが鈍くなったムニョスは、シングルからダブルに切り替えるが、グローブは体を持ちあげられてもケージを背にしてテイクダウンを許さない。ブレイクがかかり、試合が中央で再開されると、ムニョスのテイクダウン狙いにグローブはアナコンダチョークへ。


ここを切り抜けたムニョスはフックから再びテイクダウンを狙う。これをグローブがギロチンで受け止めると、ムニョスはガードを飛び越えるようにジャンプ。それでも首をロックしたグローブは、一度は首を抜かれるが、再び首を捻るようにギロチンを仕掛けた。だが、ここもムニョスが首を引き抜き、初回が終了した。

2R開始早々、テイダウンを狙ったムニョスにヒザを当て、バックを制したグローブだが、リアネイキドチョークは失敗し、トップを奪ったムニョスの強烈なパウンドを連続して受ける。立ち上がり、思い切り右のパウンドをムニョスが落とすと、グローブの動きは鈍り、追撃のパウンドで頭が上下に揺れる。たまらず亀の態勢になったグローブに、パウンドを続けたムニョス。レフェリーが割って入り、ムニョスのTKO勝ちとなった。

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