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【WEC47】前王者トーレス復帰もベナビデスが圧巻の勝利

2010.03.09

【写真】昨年夏にボーウェルズに破れ、王座陥落したトーレスが約半年振りの復帰を果たすも、ベナビデスが大流血に追い込み、ギロチンで完勝。この日、新王者となったクルーズとの名勝負が再び実現するか? (C) ZUFFA

■第10試合 バンタム級/5分3R
ジョセフ・ベナビデス(米国)
Def.2R2分57秒/ギロチンチョーク
ミゲール・トーレス(米国)

前髪を少したらしたミゲールの視線はベネビデスのおでこのあたり、身長差の大きな両者の対戦は、ミゲールの左ローで始まる。右へ、左へ回るミゲールに対し、ケージ中央で待ちうけるベネビデスは、鋭い踏み込みで右ストレートを放っていく。ミゲールの前進に合わせ、強烈な右のプレッシャーを与えるベナビデスに、ミゲールは前に出ることができない。


と、前に出たベナビデスが再び右を放っていく。ローキックに合わせ、右を打ち込むベナビデスは、ミゲールが引き込んでも、スタンドで待ちうけ、打撃戦を望むと見せかけ、直後に組みついてケージに押し込んでいく。

ワキをさして、豪快にテイクダウンを奪ったベナビデスは、ミゲールの腕十字をかわし、首を殺してパウンドを落とす。ベナビデスのがぶりに、ガードを取ったミゲールはケージを蹴って、自分の態勢を作ろうとするが、首をコントロールされているため背中をマットについて反撃できない。戦術がはまり、初回はベナビデスのリードで終わった。

2R、軽い左ローを見せたベナビデスは、ガードを下げ気味の構えから、サウスポーにスイッチし、ここでも右を放つ。スイッチを切り返すベナビデス。テイクダウンとのコンビネーション、打撃のフェイントはかなり高度でミゲールにスタンドで付け入る隙を与えない。

サークリングを見せるミゲールだが、ベナビデスは抜群のタイミングでテイクダウンに成功する。十字狙いで顔面がガラ空きになったミゲールの額に、思い切り右エルボーを落とすと、追撃のパウンドで大流血に追い込む。大量の血を見て一瞬、呼吸を置いたミゲールが立ち上がろうとしたところで、ベネビデスはギロチン一閃。後方に一回転し、トップを奪うと同時にミゲールがタップし、ベネビデスが殊勲の一本勝ち。作戦と動きが一致した、完勝劇だった。

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