【BFC】フェザーに続きウェルター枠順決定、本命は？

2010.02.28

BELLATOR

先日、フェザー級トーナメント一回戦の顔合わせが明らかになったBellator Fighting Championships シーズン2。26日（金・現地時間）にはウェルター級初戦のマッチアップが決定、正式発表された。

【写真】本命との対戦となるシェーン・ピアソン。番狂わせを起こし、BFCを中継するカナダのザ・スコア・テレビジョン・ネットワークの視聴者を喜ばせることができるか (C) BFC

BFC2シーズン開幕戦となる4月8日（木・同）、フロリダ州ハリウッド・セミノールハードロック・ホテル＆カジノ大会で同級トーナメント戦は行われず、4月15日（木・同）の第2週＝BFC14シカゴ・シアター大会から、ベン・アスクラン×ライアン・トーマス戦が行なわれる。

続いて現時点で開催場所が未定の4月22日（木・同）BFC15で、残りの3試合ダン・ホーンバックル×シェーン・ピアソン、ジェイコブ・マックリントック×ジム・ホワイトヘッド、スティーブ・カー×ブレット・クーパーが引き続きマッチアップされている。

先週中ごろにトーマスとクーパーの契約が発表されたウェルター級トーナメント。トーマスは2度に渡りUFCに出場したものの、連敗を喫しリリースされたファイターだが、これまでのMMA戦績は10勝3敗、UFC後はライアン・スタウトに三角絞めを極め復活勝利を挙げている。

【写真】ホーンバックルとの対抗馬なるか、ブレッド・クーパーの初戦の相手は、スティーブ・カーにが決まった (C) KEITH MILLS

IFLで、現在UFCで活躍中のローリー・マルカムに勝利。アフリクションにも出場経験を持ち、五味隆典の対戦相手にリストアップされたこともある。戦績は11勝5敗と特に目立った数字ではないが、そのうち3敗はMMAデビューから5戦目まで経験したもの。過去10戦は8勝2敗と高い勝率を誇り、一番最近の試合は昨年10月にブラジルのジャングル・ファイトで、柔術世界王者のセルジオ・モラエスをTKOで下している。

メジャー経験者の両者に加え、UFC世界ウェルター級王座に挑戦が決まっているダン・ハーディ、同じくUFCウェルター級戦線で活躍するポール・デイリーとの三強といわれたジム・ウォルヘッドと、粒揃いのメンバーが揃ったウェルター級トーナメント。本命は日本の戦極でも活躍したダン・ホーンバックルといえるだろう。

そのホーンバックルの初戦の相手は、カナダのレスラー＝ピアソン。9勝4敗、かつてGSPが師事した柔術家ファービオ・オランダに勝利しているピアソンだが、ビッグネームとの対戦はジョン・アレッシオ（02年、ハイキックでKO負け）ぐらい。ホーンバックルのライバルとなるのは北京五輪米国レスリング代表のアスクレンとトーマスの勝者、あるいはクーパーというところで落ち着きそうだ。