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【Copa Podio】ヘビー級GPで、ライト級のロがホドウフォに挑む

Lo & Rodolfo

【写真】ライト級のレアンドロ・ロが、純粋ヘビー級のホドウフォ・ヴィエイラにどのように対抗するか (C)MMAPLANET & DAVE MANDEL

1日(土・現地時間)、ブラジルはリオデジャネイロのジナーシオ・ボタフォゴにて、プロ柔術大会コパ・ポジオが開催される。今回の目玉は、国内外の強豪選手を集めたヘビー級グランプリ。ブラジルを代表する重量級選手たちに加え、階級下の強豪たちも参加しているのが魅力だ。前回のミドル級グランプリでは軽量級のパウロ・ミヤオが旋風を巻き起こしたが、今回もまた体重差を超えた激闘が期待できそうだ。

グランプリは前回と同様、出場10選手を黄と緑の各5名ずつのグループに分けての総当たり戦という形式で行われる。各グループの上位2名が準決勝戦に進出(緑グループ1位vs黄グループ2位、緑グループ2位vs黄グループ1位の対戦となる)し、勝者2人が決勝を争うこととなる。

黄グループには、ムンジアル黒帯ヘビー級において3年連続優勝を飾っている大本命、ホドウフォ・ヴィエイラ(GFチーム)がいる。ヘビー級らしからぬ身軽さから繰り出すパスガードを武器にするヴィエイラは、去年行われたコパ・ポジオ無差別級グランプリでも全勝で完全優勝を果たしている。現在ヘビー級世界最強の座に君臨するこの選手を止められる者がいるかどうかが、このトーナメント最大の焦点だろう。

このグループには、もう一人世界最強の柔術家がエントリーしている。一昨年、昨年と2年連続ライト級世界王者の座に就き、コパ・ポジオの帝王とも呼ばれるレアンドロ・ロ(シセロ・コスタ)だ。天下一品のパスガード力を誇るロだが、下からの仕掛けの強さにも定評があり、前回のコパ・ポジオのスーパーファイトでは、ノーギルールにて一階級上のクラウジオ・カラザンス(アトス)に完勝している。ヴィエイラとの夢の世界王者対決はもちろん、他の強豪重量級選手たちとの激突はどれも見逃せない。

その他黄色グループには、2010年にムンジアルヘビー級3位に入賞しているアレッシャンドリ・ソウザ(ASチーム)、アラブ首長国連邦を代表する茶帯柔術家のファイサル・アルキトべ(UAEチーム)、そしてUFCミドル級で岡見勇信と凌ぎを削ったアラン・ベルチャー(チーム・モラエス)が参戦する。

Belcher【写真】トキーニョ戦では果敢にツイスターまで仕掛けていたベルチャー。打撃なしでどのような試合をやってのけるか(C)GONGKAKUTOGI

ベルチャーは強烈な打撃のイメージが強いが、2012年5月のUFC on FOX 3 大会にてホジマール・トキーニョの足関節技を凌いでパウンドでKOしてからは、足関節ディフェンスのマスターとして寝技技術教則業界に参戦。ロイド・アーヴィンの「グラップリング・ブループリント」を彷彿させる大量メール配布商法を展開するなどの活躍(?)も見せており、今回柔術ルールでどんな闘いを見せるか注目だ。

緑グループには、もう一人の優勝候補レオ・ノゲイラ(アリアンシ)がいる。2012年のムンジアルスーパーヘビー級王者のノゲイラだが、去年のコパ・ポジオにおいてはヴィエイラに2
連敗して優勝を逃している。ぜひともここは雪辱を果たしたいところだろう。このグループには、前回のミドル級グランプリで活躍したロンドン五輪柔道米国代表のトラヴィス・スティーブンスもエントリー。前回、驚異的なフィジカルを活かした思い切りの良い仕掛けで会場を何度も沸かせたスティーブンスは、それ以後も積極的に柔術の試合に参戦し、年末には師のジョン・ダナハーから黒帯を授与された。

Stevens【写真】トップも下も、ダブルガードも対応しているスティーブンス(C)MMAPLANET

五輪柔道とモダン柔術が融合したオリジナルなスタイルがどこまで通用するか、今回も注目だ。同じく米国からは、現在世界最強の茶帯の一人と呼ばれるティム・スプリッグス(ロイド・アーヴィン)もこのグループに名を連ねている。テイクダウンと上からの攻めに無類の強さを誇るスプリッグスだが、年末のBJJ EXPOの茶帯グランプリにおいては、スティーブンスと事実上の決勝戦を戦い、引き込んでからのベリンボロで先制点を奪うとそのまま逃げ切った。決して上攻めだけではないことを見せつけたスプリッグスの真価は、超一流の重量級柔術家がズラリと揃ったこの大会で見られることだろう。

さらにブラジルからは、元モデルという美貌の持ち主の若手ルイス・パンザ(バルボーザ)と、マスター黒帯無差別級世界王者リコ・バストス(ブルーノ・バストス)もこの緑グループにエントリーしている。彼らブラジル人黒帯と、上述の米国勢の闘いは非常に興味深い。

また今大会は、恒例のシティ・チャレンジマッチ(各都市を代表する選手同士が時間無制限で戦い、勝った選手の都市は次回大会でまた登場し、別の都市の代表と戦うというもの)としてベースボールチョークの名手マジット・ヘイジ(サンディエゴ代表)×アルゼンチンのフランコ・マリーニ(ブエノスアイレス代表)が戦う。

Prequica【写真】プレギウソは世界を制してもおかしくないミドル級に成長している(C)MMAPLANET

さらにもう一試合スーパーファイトとして、前回のミドル級グランプリで完全優勝した若手のフィリッピ・プレギウソ(グレイシー・バッハ)が、ベテランにしてアトス創始者の一人グットー・カンポス(アトス)と激突する新旧対決が組まれている。今回もバラエティに富んだメンバーが揃ったコパ・ポジオ。異なる国、階級、競技技術が交錯する、きわめて刺激的なブラジリアン柔術の攻防が堪能できそうだ。

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