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【IFL】三大王座戦は王者が貫録の防衛に成功

(C) IFL北米MMA黄金2ウィークスもラスト2戦。4日(金・現地時間)、ニュージャージー州イーストラザフォードのイゾット・センターでIFLが開催され、3階級行われたタイトルマッチでは各王者がそれぞれ防衛を果たした。

【写真】マティシェンコは王座防衛と、チーム戦勝利を呼びこむTKO勝ち (C) IFL

ジム対抗戦はミッドウェスト・コンバットが昨年の王者チーム=ヘンゾ・グレイシー柔術を2-1で下し、ミレティッチ・ファイティング・システムとアメリカン・トップチームの対戦は1勝1敗1ノーコンテストで痛み分け、ワンダーボーイ=クリス・ホロデッキーは復帰戦で判定勝利を収めている。


世界戦の一番手として登場したのは、ジム対抗戦を兼ねているライトヘビー級選手権試合。ミッドウェスト・コンバットに属する王者ウラジミール・マティシェンコに、ヘンゾ・グレイシー柔術のジャマール・パターソンが挑む一戦だ。ジム対抗戦もここまで1勝1敗と五分できており、勝者はベルトとジム戦の勝利を得ることになる。

試合はマティシェンコのローキックでスタート、互いに左フックを放つがパターソンの拳が王者を捉え、まずは試合をリードする。組みついた王者に対し、挑戦者は細かい右の拳を落とすし、テイクダウンを避けながらギロチンへ。必至で絞め上げるパターソンだが、マティシェンコがエスケープに成功したところで1Rが終了した。

2R。左ストレートをヒットさせたマティシェンコが、すぐにテイクダウンに成功すると、ハーフガードから鉄槌を挑戦者の顔面に落としていく。場内のパターソン・コールもむなしく、マティシェンコのパウンドの連打に動きが止まった挑戦者。脇を差して半身になったところで、いよいよ勢いを増したパウンド攻撃にレフェリーが試合をストップ。マティシェンコがIFL世界ライトヘビー級王座防衛に成功し、昨年の王者チームを下す貴重な1勝を所属チームにもたらした。

続いて行われたIFL世界フェザー級選手権試合は、王者ヴァグネイ・ファビアーノの秒殺に終わった。試合開始直後から、王者のローキックでバランスを崩した挑戦者シャド・ライルレー。直後にファビアーノの右ストレートを浴びダウン。ロープ際まで吹っ飛びノックアウト。思いもしない打撃による王座防衛に、ファビアーノ自身が「ボクシングやムエタイを練習してきたけど、KO勝ちには僕も驚いている」と試合後に語っている。

メインイベントIFL世界ウェルター級タイトルマッチも、早期決着となった。チャンピオン=ジェイ・ヒエロンは右ストレートをチャンレジャー=マーク・ミラーの顔面に叩きこむと、そのままテイクダウンに成功。続いてインサイドガードから、パウンドを落とす。テイクダウン直後の右のパウンドがきき、やや動きが鈍くなったミラーは、そのままパウンドをもらい続け流血。ミラーをコーナーに固定して、パウンドを落とし続けたヒエロンが130秒のファイトで王座防衛を果たした。

今大会のジム対抗戦は、番狂わせが多く起こった。まず、ATTのラファエル・ディアズは互角の攻防が続く中、最終ラウンド残り4秒のところでミレティッチ・ファイティング・システムのLC・デイヴィスのハイキックでKO負けを喫すると、IFLライト級戦線の2年前から支えてきたミッドウェスト・コンバットのバート・パラジェンスキーが、ヘンゾ・チームのジム・ミラーにスタンド、グラウンドともに遅れをとり3-0で判定負け。

極めつけはヘンゾ・グレイシー柔術の中核、ブラジリアン柔術世界王者になったこともあるデウソン・ペジシュンボが、10勝9敗1分という五分の戦績しか残せていないブラッド・ブラックバーンにTKO負け。テイクダウンを遮断され、ヒザ蹴り、パンチの連打で思わぬ敗北を喫し、チャンピオン・チームも敗北が決定してしまった。

ワンマッチでは、この日が復帰戦となったIFLのワンダーボーイことクリス・ホロデッキーが、ネイト・ラモッティと対戦。相変わらずスタンドでは軽快にローとパンチのコンビネーションを見せ、ラモッティをリードしたホロデッキー。2Rには自らテイクダウンを奪うなど、新しい側面を見せ判定勝ちを収めた。

1Rにはテイクダウンを許しそうになるとロープを掴んだり、最終ラウンドにはテイクダウンを許し、パウンドを落とされる展開を打開できなかったなど、課題の残る復活劇となった。

◆メインイベントIFL世界ウェルター級選手権試合級4分×5R
ジェイ・ヒエロン(王者/チーム・トンプキンス、米国)
Def.1R2分10秒 TKO
マーク・ミラー(挑戦者/ミッドウェスト・コンバット、米国)

◆第9試合IFL世界フェザー級選手権試合4分×5R
ヴァグネイ・ファビアーノ(王者/ヘンゾ・グレイシー柔術、ブラジル)
Def.1R0分30秒 KO
シャド・ライルレー(挑戦者/フリー、米国)

◆第8試合ミッドウェスト・コンバット×ヘンゾG柔術
IFL世界ライトヘビー級4分×5R
ウラジミール・マティシェンコ(王者/ミッドウェスト・コンバット、ベラルーシ)
Def.2R3分35秒 TKO
ジャマール・パターソン(挑戦者/ヘンゾ・グレイシー柔術、米国)

◆第7試合ミッドウェスト・コンバット×ヘンゾG柔術
ウェルター級4分×3R
ブラッド・ブラックバーン(フリー、米国)
Def.3R1分50秒 KO
デウソン・ペジシュンボ(ヘンゾ・グレイシー柔術、ブラジル)

◆第6試合ミッドウェスト・コンバット×ヘンゾG柔術
ライト級4分×3R
ジム・ミラー(ヘンゾ・グレイシー柔術、米国)
Def.3-0
バート・パラジェンスキー(ミッドウェスト・コンバット、米国)

◆第5試合ATT×MFSライトヘビー級4分×3R
カルメロ・マレロ(ATT、米国)
NC 
マイク・シエスノレヴィッチ(MFS、米国)
※テイクダウンを狙った際に、不慮のバッティングによりマレロが頭部から出血、試合続行不可能に

◆第4試合ATT×MFSウェルター級4分×3R
エミール・ブサーデ(ATT、米国)
Def.2R1分25秒 ヒザ十字固め
ジェシー・レノックス(MFS、米国)

◆第3試合ライト級4分×3R
クリス・ホロデッキー(チーム・トンプキンス、米国)
Def.3-0
ネイト・ラモッティ(米国)

第2試合ATT×MFSフェザー級4分×3R
LC・デイヴィス(MFS、米国)
Def.3R3分56秒 KO
ハファエル・ディアズ(ATT、ブラジル)

◆第1試合ライトヘビー級5分×3R
アレックス・ショーナー(米国)
Def.2-1
ブレンダン・バレット(米国)

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