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【UFN167】ミシェウ・ペレイラが、TUFシーズン01出場のディエゴと対戦。ヤング、病欠8日目のUFC初陣

Pereira【写真】試合の面白さは間違いない。問題は計量が上手くいくか (C) MMAPLANET

15日(土・現地時間)、UFN167:UFN on ESPN+25「Anderson vs Blachowicz 2」がニューメキシコ州リオランチョのサンタアナ・スター・センターで開催される。

メインはライトヘビー級のコーリー・アンダーソン✖ヤン・ブラボヴィッチ、4年半ぶりの再戦となり、前回はアンダーソンが判定勝ちを収めている。ズッファとしては2008年2月にWEC32(※メインは地元のカーロス・コンディットが、カルロ・プラターを相手にWEC世界ウェルター級王座を防衛)して以来の同会場でのイベントとなる。


そんなリオランチョ大会には日本のMMAを経由してUFCにステップアップを果たした2人のブラジリアンが出場する。四次元MMAファイター=ミシェウ・ペレイラはHEATやROAD FCでの活躍が認められ、UFCと契約し現在1勝1敗でTUFシーズン1優勝のレジェンド、今や鉄人と化したディエゴ・サンチェスと対戦する。

ケージを蹴った三角蹴りは朝飯前、相手を肩に抱えてジャンプ→ケージを蹴ってスラムや、側転パスなど時代遅れ──コークスクリューでパスを狙うなど、超アクロバチックな動きがペレイラの真骨頂だ。さらにヒザ蹴り、左ストレート、そしてテイクダウンから極めとごくごく普通にMMAで勝利する地力がある。半面、ペレイラはウェルター級で戦う際には体重超過の常習犯という一面も持っているのが気になるところだ。

UFCでも2戦目で体重を落とせずキャッチウェイト戦を戦い、トリスタン・コネリーを相手にガス欠に陥って判定負けを喫している。

(C)Zuffa/UFC

(C)Zuffa/UFC

対して、ディエゴはどれだけ疲れようが、ダメージを受けようが止まることを知らないブルファイトが信条──だったが、さすがに最近のパフォーマンスはやや陰りが見えるようになってきた。

それもそのはず、昨年の大晦日で38歳になったディエゴはキャリアも42戦目を迎え、UFC在籍は15年となる。TUFシーズン1出演選手で唯一の現役ファイターだ。TUFシーズン1の成功があって、今のUFC──いやMMAの隆盛があることを考えると、決して遠くない日に向けてディエゴのファイトは目に焼き付けたいところだ。

そんなディエゴがフィジカル&コンディションでペレイラを上回ることは簡単ではないものの、一つの目安となるのがペレイラが計量結果。彼が再び体重調整に失敗するようだと、四次元MMAも何もなく、ディエゴの前進力に飲み込まれることになるだろう。

(C)LFA

(C)LFA

またパンクラスやGrandslam参戦経験のあるホジェリオ・ボントリンが、オクタゴン3連勝を掛けて元タイトル・コンテンダーのレイ・ボーグと対戦する一戦も注目だ。

そんなJ-MMA経験者以外にもジョン・ドッドソンとジム・ミラーのベテラン、さらにLFAでフライ級&バンタム級暫定王者だったケイシー・ケニーのオクタゴン3戦目も気になる。

(C)INVICTA FC

(C)INVICTA FC

別の意味で気になるのが、メイシー・チアソンとUFC初陣を戦うシャナ・ヤングだ。

チアソンは元世界女子フライ級王者ニコ・モンターニョと対戦予定だったが、現地時間の10日(月・同)に負傷欠場が発表され、これに伴いヤングのスクランブル発進が決まった。

しかし、このヤングは7日(金・同)のInvicta FC37でディアナ・トルカトと対戦予定だったが、体調不良でメディカルをパスできず欠場しており、驚きの病欠8日後のオクタゴン・デビュー戦となる……。

■UFN167対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
コーリー・アンダーソン(米国)
ヤン・ブラボヴィッチ(ポーランド)

<ウェルター級/5分3R>
ディエゴ・サンチェス(米国)
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
デビン・クラーク(米国)
デクアン・タウンゼント(米国)

<女子フライ級/5分3R>
モンタナ・デラロサ(米国)
マラ・ロメロ・ボレッラ(イタリア)

<ライト級/5分3R>
ブロック・ウィーバー(米国)
ロドリゴ・ヴァルガス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
ヤンシー・メデイロス(米国)
ランド・バンナータ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ(米国)
ダニエル・ロドリゲス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジョン・ドッドソン(米国)
ナサニエル・ウッド(英国)

<ライト級/5分3R>
スコット・ホルツマン(米国)
ジム・ミラー(米国)

<フライ級/5分3R>
レイ・ボーグ(米国)
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ケイシー・ケニー(米国)
マラブ・デヴァリシビリ(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
メイシー・チアソン(米国)
シャナ・ヤング(米国)

<フライ級/5分3R>
マーク・デラロサ(米国)
ハウリアン・パイヴァ(ブラジル)

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